子どものこころについて気になる方へ(児童思春期)

児童・思春期には、成長とともに自我が芽生えます。また、人間関係も広がっていき集団生活の中で色々な葛藤や挫折がある時期です。
また最近では、いじめなどの問題でこころが傷ついてしまい、自宅に引きこもったり、情緒的な問題で同じ行動を何度も繰り返したり、自分を傷つけたりと本人だけでは解決できずに悩んでいる子どもたちもいます。なかなか目に見えにくい部分もありますが、親御さんから見て何らかの手助けが必要だと感じる場合はご相談ください。
また、そのような中には発達の特性を抱えた子どもたちもいます。参考までに下記に自閉スペクトラム症・注意欠如多動症の特徴をあげています。気になる場合は、お気軽にご相談ください。
自閉スペクトラム症とは?
スペクトラムとは、「連続体」のことで、「同じような特性を持った境界線のない一群の障害」という意味合いがあります。またその特性として、社会性の障害・コミュニケーションの障害・想像力の障害があり、以下のような特徴があります。
- 対人関係が苦手
- 強いこだわりがある
- 融通が効かない
- 会話がかみ合わない
- 暗黙のルールが分からない
- 相手の気持ちを推察できない
注意欠如多動症(ADHD)とは?
症状の特徴としては以下のようなものがあります。
- 着席中、姿勢が崩れやすい。
- 落ち着きがない。
- 忘れっぽい。
- 注意散漫
- 好きなことには、時間をかけて取り組むことができるが、そうでないことは続かない。
自閉スペクトラム症・注意欠如多動症になる原因は不明ですが、生まれつきの脳機能の特性によるものと考えられています。これまでの多くの研究から、親の育て方やしつけ方などが原因ではないことがわかっています。
初診について
初診時は「予約制」となっています。また、対象となる年齢は、小学校入学後です。
当院を初めて受診される方はお電話にてご予約のうえ、お越しください。
- 他の病院に通院中、あるいは受診したことがある方は、紹介状や薬の内容が分かるものを持参してください。
- 受診時には健康保険証をご持参ください(可能であれば通知表・母子手帳もご持参ください)。
※おうかがいした内容はプライバシーに十分配慮し、厳重な取り扱いをいたします。
発達障がい児等療育支援事業
令和2年6月より福岡県発達障がい児等療育支援事業(医療連携型)の委託事業を行う事になりました。
ご相談がございましたら、お電話にてお問い合わせください。
- 相談シート(入力用)EXCEL[124KB]
※入力例はエクセルシートにございます。 - 相談シート(印刷用)PDF[247KB]
相談シート(入力用)につきましては、ダウンロード後、入力のうえ、事前に下記のメールアドレスまで送信ください。
- メールアドレス kodomosoudan@yukuhashi-hp.or.jp
また、ご郵送の場合は相談シート(印刷用)に記入後、下記までお願いいたします。
〒824-0033
福岡県行橋市北泉3丁目11-1
行橋記念病院 療育支援事業担当者 宛